2014年5月29日 (木)

ホメロス朗誦 第24歌:朝日カルチャーセンター新宿教室に行ってきました

申し込みしてから実に2ヶ月以上たって、やっと明神先生のホメロス朗誦を聞いてきました。

一昨年の10月に同じ朝日カルチャー新宿で、はじめて6歌の朗誦を聞いて以来、昨年5月にも第1歌を聞く機会に恵まれて、そして今回24歌!
なんてラッキーな・・・。

しかも昨年9月まで一緒に講読していた、古典ギリシア語中級のメンバー幾人かとも、久しぶりにまたお会いできました。
少しメンバー変更があったようですが、相変わらず十名以上の大盛況クラスのようです。
現在はオデュッセイアを読み終えて、プラトン「第7書簡」を読んでいるそうです。

今回も50~60人ほどの教室でしたが、席はほぼ満杯らしく、前回は無かった受講券の確認がありました。
やっぱ、人気なのねー。
そうよねぇ、イーリアスの朗誦が聞けるなんて、世界でも稀ですもの。(*^m^*)

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さて、今回も朗誦の前に、講師 川島先生の解説がありました。

あらかじめ配布されたプリントには、ほとんどギリシア語はなく、万人にわかりやすくなっていました。
それを見ながら、叙事詩の韻律についてと、あらすじと、邦訳の主立った箇所の抜粋を解説なされました。

川島先生のクラスでは4月から第3歌を読んでいるんですって。
知りませんでした。
3歌かー、パリスとメネラーオスの一騎打ち。良いですねぇ!
平日の昼に時間がとれればねー。(月1~2回だから、もうちょい仕事に余裕があったら行けそうな気もするんですが)

詳しくはこちらっ↓
ホメロスの叙事詩『イリアス』第3歌- ギリシア語の音とリズムを楽しむ

それから、10分ほどの休憩を挟んで、明神先生の語りが・・・。
どうも毎回このようなのですが、川島先生が「どうぞ」と促すと、もう途端に即座に始まってしまうのでした。
始まる前に、もう数秒間もったいつけてもらいたいです。
パッと始まってしまって、いつもこっちが焦ってしまいます。

今回は時間内に行数の多い24歌を歌われるので、予想通り一部省略されての朗誦となりました。
(確か228行~321行、および349行~404行の150行ほどが省略されていました。)

省略のせいか、今回初めて明神先生が終始テキスト本を片手に持たれているのを見ました。
とはいえ、実際、本に書かれた字を目でなぞって読んでるはずもないスピードでしたので、まぁ、省略する箇所の確認のようなものでしょう。

序盤は、ヘカベーがプリアモスを引き留めようとする台詞が、感情たっぷりで良かったです。

そして24歌の名場面、プリアモスがついにアキレウスの陣屋にやって来て、愛する息子の遺体の返還を願い出るところでは、叙事詩の懇願のポーズに則って、明神先生も片膝を付き、プリアモスの懇願を体現していました。

なんか感動ーーー!

一巻を読み上げるのに一時間程度だなんて、それにしても凄すぎますね。
岩波の邦訳だって、一時間で読み切るのはけっこうなスピードでないと無理なのに。
あぁ、今回もとってもとっても良かったです。

でもこれで、ほぼメインの1書、6書、24書と聞いてしまったので、他の書をやってくれる機会はあるのでしょうか?
他のも聞きたいなぁ。

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明治学院大学の読書会も、ちゃんと4月から毎週土曜日行ってますよ。
現在13書の終わり近くにさしかかっていますが、うちのパソコンも新しくなったおかげか、単語調べがすこぶる順調で、もう14書の単語はだいたい調べ終わりました。

14書はまたまた・・・、ずっと戦いが続いていましたから、久しぶりにおもしろそうなストーリーで楽しみです。

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2014年2月28日 (金)

2014年5月ホメロス朗誦のお知らせ:朝日カルチャーセンター新宿教室

朝日カルチャーセンターの4月からの新講座をチェックしてたら・・・、明神先生の朗誦が聞ける講座がまたやりますね!

去年の10月に行われなかったので、どうしたかとずっと思っていました。


ホメロス朗誦 - 「イリアス」第24歌をギリシア語で味わう
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=236911&userflg=0

2014年5月23(金) 10:30-12:30

今回はイーリアス24書! 804行もあって長いですよー。
聞き甲斐もありますねっ!

もちろん、私は参加予定です。
現在、職場にその日の休暇を根回し中です。

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2013年12月 9日 (月)

ホメロスのコンコーダンス(同語検索)辞書

ホメロス関連の本って、いっぱいありますが、先日、ホメーロス輪読会で、ホメロスにおける同語検索辞書コンコーダンス辞書を見る機会がありました。

ネットで”concordance to the iliad”で洋書を検索するといくつか出てきますけど、私が見せてもらったのはPrendergastって人のでした。



これには何と!ごく普通の代名詞までが載っています!
つまり、代名詞で引くと何書何行目にあるというのが、単語単位で知ることが出来ます。

よく各注釈書に、このフレーズは何書何行目と同じ、だの、この語はここしか出典がない、などと書かれていますが、よく出る語はいちいち列挙してませんよね。
この辞典はそういう語がいっぱい掲載されています。

私は原典をPCにテキスト文書として所持しているので、検索機能で似たようなことが出来なくもないですが、ちょっとしたアクセントの違いでもう検索に引っかからなくなってしまいます。
それに比べ、この辞典は、動詞や形容詞が語尾変化していても同語として調べることができるので簡便・便利ですね。

必ずしも必要な本ではありませんが、こういう便利なものがあるというご紹介でした。

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2013年7月30日 (火)

次回の読本「オデュッセイア第九書」:朝日カルチャーセンター新宿 古典ギリシャ語中級

先週から明治学院大学のホメーロス輪読会も、夏休みに入り、朝日カルチャーの古典ギリシャ語講座も8月はお休みになります。

現在、24書580行あたりに来ているので、今期9月末までに700行くらいまでは読めるでしょうか。
残り100行が無念といえば無念ですが、朝日カルチャーは3ヶ月ごとの更新ですから、私の在籍もとりあえずそこまでで、あとはまたいつか、イーリアスを読むときに。

今回、朝日カルチャーでよくやる主立った巻は、殆ど読んでしまったので、他の巻をやることも滅多にないかもしれませんが、出来ればやり尽くされた巻ではなく、新たな箇所を読みたいですね。

さて、イーリアス24巻読後の、新たな読本が決まりました。
せっかくホメロス読んでるので、「オデュッセイア」9書に行くそうです。
新しいコメンタリーが9月と11月に相次いで発刊されるそうで、それを使うかも知れないです。

コメンタリーはもし私がいる間に詳しい情報がわかったら、この記事内でお知らせ致します。

輪読会と掛け持ちは忙しくて大変だった・・・、けどやっぱり楽しかった。
家でダラダラ読んでるのと違って、こういうところに通うのは、張り合いがありますよね。
きっと9月でやめても、10月恒例の明神先生の朗唱には行くから、一部の皆さんとはまたすぐに会えそうですね。

次回読本「オデュッセイア」は今のところ9巻だけを予定していて、その次は別の作家を読む可能性もあります。
もし取り上げてもらいたい本がありましたら、朝日カルチャーにリクエストしてみると良いですね。
いつぞやもその手で、新約聖書を読む講座が一つ増えたことがありました。

現在、朝日カルチャー新宿教室の古典ギリシャ語中級は15名在籍していますが、このままだと10月からは14名ですか。
人数いるので順番もすぐには回ってきませんし、教室も広いところですから、興味ある方はトライアル(見学)を利用して来てみて下さい。

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2013年5月27日 (月)

明神先生に大接近!:パウサニアス・ジャパン

5月1日(水)、古代ギリシアの同好会であるパウサニアス・ジャパンで、あの明神 聰先生がイーリアス第一書の朗読をやるというので、喜んで行ってきました!

パウサニアス・ジャパンは、朝日カルチャーセンター古典ギリシャ語中級に通う数名の方が会員になっていらっしゃって、お誘い下さったのでした。ヽ(´▽`)/

明神先生の朗読は、去年の10月に朝日カルチャーでの「ホメロス朗誦」講座以来です!
よもや、こんなに早く、あの迫力あるイーリアスが聴けるなんて!!!!(/*^^)/

18時30分から会は始まりますが、朗誦は19時からの予定なので、それまでに間に合えばいいよと言われていましたが、仕事を速攻終わらせて駆けつけましたら、何と18時30分前に到着しました!
一昨年、自宅近くだった職場が移転して、初めて良かったと思いました。

いただいた案内を見ますと、

パウサニアス・ジャパン 5月サロンのご案内
講師:明神 聰さん
テーマ:『イーリアス第1巻の朗誦と解説』

となっています。

長テーブルを四角く囲むように並べた会議室タイプの会場に、いそいそと入り、勧められるまま着席すると、まもなく始まりました。
上座には、おぉ!明神先生がおいでです。
主催する代表の方のご挨拶のあと、私を含めたゲスト参加三名が、メンバーの方々に紹介されました。

そして、まずは朗誦の前に、これから読むイーリアス第一書のあらすじなどの解説が、明神先生ご自身よりあり、その後、さっそく朗誦に入りました。

朗々とした声から生み出される、あの重々しい厳粛な雰囲気。
10月に朝日カルチャーセンターで行った朗誦の講座では、50人は入る室内でしたが、ここではその半分以下の広さ、また人数も十数人。
なんて贅沢な時間でしょうか~。lovely

この時のために、またしてもというか当然というか、私はイーリアス第一書のギリシャ語テキストと邦訳をA4用紙にプリントして持ってきていたのですが、アガメムノーンとアキレウスが言葉で激しくやり合う盛り上がりの場面、そこへ降臨するアテーナーの場面では、もうテキストなんて見ている場合ではなかったですね。

明神先生の表情、声の調子、ちょっとした身振りなど、目が離せません!
まるで、登場人物が乗り移ったかのような、あれはまさに演技であります。
先生の朗誦なさる際のその演技を見ずして、耳で聞くだけでは、明神イーリアスを知ったとは言えないでしょう。

紙にプリントされた文字だけの存在ではない、これぞまさに『生きたイーリアス』。
詩人によって歌われるそのさまは、現代によみがえる驚嘆の古代叙事詩の姿です。

悠久の時を語り継がれ遺されたイーリアスは、決して過去の風化してしまった存在ではなく、あぁ、こうやって、いつの時代にも、何度でもよみがえるのですね!
現代においても、なお力強く語りかけられるギリシャ語の響きに、感銘を受けずにはいられませんでした。

持ってきたテキスト通りの朗誦でないところも所々ありましたが、それが何でしょう。
何しろ生きたイーリアスなのですから、これもまた生きた叙事詩である証拠でありましょう。happy01

朗誦終了後、明神先生のイーリアスの解説がありました。

有名なワーグナーの歌劇、ニーベルングの指輪「ラインの黄昏」は、このイーリアス第一書を参考にしていること。
争いの場面は第一書と、他に物の具づくりの場面が第十八書に似ているということです。

そして、ホメロス叙事詩成り立ちの大いなる謎~いわゆるホメーロス問題~について、明神先生は意外な持論をお持ちでいて、熱く聞かせてくれました。
先生の持論は主に以下のようでありました。

『紀元前8世紀より言い伝えられてきたイーリアスの断片を、アレクサンダー大王が、アリストテレスに集めさせ、それら断片から編集し作り上げた』

そう推理する理由として明神先生が挙げられたのは、戦いの場面の詳細な描写や、、、
あと他にいくつかおっしゃっておられましたが、すみません、忘れてしまいました。bearing

イーリアスについては私も、はじめから一人の人が作り上げたちゃんとした話があったとは思えないので、やはり断片から一貫性をもってまとめ編集され、それがまた長い歴史の間に部分的な校訂を繰り返した結果、今の形になったとは思っておりますが。
アレクサンダー大王が、とは驚きの説です。

サロンは夜9時に閉会し、その後は皆で駅ビル上階の中華料理屋さんに場所を移し、懇親会がありました。

そこで何と、恐れ多くも私は明神先生のすぐお隣に座し、イーリアスに関するいろんなお話をたっぷりとうかがう機会に恵まれました。

アカイア軍会議以降の場面転換は、リズムが変わるので朗誦の難しいこと(朗誦するご本人ならではですね)や、お弟子さんがおいでになる話も聞きました。

もしかして二度と経験できないかも知れない、とても充実した時間を過ごさせて頂きました。
お誘い下さった方には、本当に感謝です。

今年も10月に朝日カルチャーのホメロス朗誦がありましたら、きっと参加しようと思っています。happy02
明神先生にまたお目にかかれる日を楽しみに。

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